ハラスメントの種類

 近年、急速に社会問題化し、労働関係の新たな違法行為の類型となったものに職場におけるハラスメントがあります。ハラスメントとは「嫌がらせ、いじめ」のことで、職場における嫌がらせやいじめが近年急激に増加しています。

 

職場におけるハラスメントが発生すると、被害者は精神的苦痛を受け、職場にいづらくなる、退職する、さらには精神的後遺症に苦しむなどの悪影響がある一方、加害者には慰謝料の支払いや転勤・解雇、その他の社会的制裁が与えられます。

 

企業としても、慰謝料の支払いや企業イメージのダウン、従業員のモラルダウン、人材の流出が起こるなどの悪影響が及ぶ可能性があり、いまや企業にとってもハラスメント対策は必須のものとなっています。

 

職場におけるハラスメントとしては、細かく説明すると、セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)、パワー・ハラスメント(パワハラ)、マタニティー・ハラスメント(マタハラ)、モラル・ハラスメント(モラハラ)、ジェンダー・ハラスメント、アルコール・ハラスメントなど30種類以上のハラスメントがあるようですが、特に問題となるのはセクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメントの2つです。

 

セクシュアル・ハラスメントについては、男女雇用機会均等法によって、事業主に対して職場におけるセクシュアル・ハラスメントの防止が義務付けられています。

 

また、パワー・ハラスメントについては、問題の予防と解決のため、平成23年に厚生労働省が「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」を立ち上げています。そして、平成24年には、職場におけるパワー・ハラスメントの概念とその行動類型について整理がなされ、予防・解決に向けた提言がまとめられました。

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