試用期間終了後の従業員からの損害賠償について、事前に対応方法の相談を受けていたため、解決金0円で円満解決できた事例

【属性】

建設業 従業員10名

 

【ご相談の経緯】

当事務所と顧問契約をして頂いている会社様の事案。

 

入社後間もない従業員に対して、試用期間が経過した後に正式雇用に至らないことを伝えたところ、東京に本店のある某大手法律事務所が当該従業員の代理人に就任し、労働者たる地位の確認を求めるとともに損害賠償を求めてきた。

 

【当事務所の対応】

この事案は顧問契約をして頂いていた会社様の事案であり、当該従業員を正式雇用しない方針については当事務所も当初からそのご相談を受けていた。当該従業員に対する対応については当事務所も把握しており、違法性は認められない状況であったので、強気の交渉を行うことに決定した。

 

【結果】

相手方の代理人と電話により数回交渉を行ったところ、当該従業員に落ち度があったことやこちらの強気の姿勢を理解して頂き、解決金0円での円満解決となった。

 

【解決のポイント】

当事務所と顧問契約を結んで頂いており当該従業員に対する対応も随時ご相談を受けてきた経緯から、当該従業員に対する対応すべてについて当事務所が事前にご相談を受け方針を決定してきたことが功を奏したと考えられる。